漫画を読まない理由。

かつて同じアパートの二階に友達の友達が住んでいて、紹介されて仲良くなったのがエロ漫画家のようちゃん。私の部屋は大家さん部屋という作りで、ようちゃんの部屋より三倍くらい広いのだ。彼の部屋ではアシスタント呼んで作業するのがきついので、リビングを何度か貸したことがある。ちょうどエバンゲリヨンがオンタイムで放送されてた頃の話。私のうちでタイムボカンやらスピードやらの曲が大音量で流れてげっそりしたのと、彼らの話の香ばしさにぐったり来て、共通の話題なんか持ちたくないやと思ったことが漫画を読まなくなったきっかけ。沢山漫画(エロ漫画中心)を貸して貰ったが、あまりの量に読む前からお腹いっぱいなのだ。ようちゃんはそれからそこそこ売れてこの貧民窟から脱出した。その時アシスタントに来ていた中で唯一私が気に入った人が未だに時折遊びに来たり、自分の漫画のフィニッシュ(Macの作業)をしに来るというのも妙な話だが。