近況。

物理的に言えば重力だけど、人間界においては煩悩とかカルマとか。
それを表現する例えば音楽でいうとロックンロールでもヒップホップでも、大雑把に括ると浪花節

ここ数年浪花節というジャンルについて考えておったので。
そゆことを思いついたのは本日不良少年の映画をテレビでやっていて、私たち女子にはなんで喧嘩するのかちっともさっぱりわからないまま、最後までぽかーんとしながら見てしまったからですね。
女子高育ちなもんで肉体的な喧嘩のカタルシスにはかなりインポテンツな訳ですよ。
女子の戦いといえばガラスの仮面とかエースを狙え!でしたけど(昭和の記号でどーもすみません)戦いというのは太古の昔から存在した訳で、闘争というのは人間にとっては重力と言うかカルマというか、本能に組み込まれているのだろうなあと思うです。
戦いに限らず、愛とか食欲とかそういう煩悩ともかなり近いところに存在して、そういうのに悩んだり困ったりするお話を好む私と、そういうのが好きな人間を嫌う私が葛藤しているんですね。

別にこの映画を見るつもりもなかったのですが、冒頭にだせえロックバンドがワイルドサイドを歩くものに伝えたいことがあるとかなんとかゆっちゃってるのが聞こえてしまったので、もうしょうがないなあと思ってうっかり最後まで付き合ってしまったんですね。
ワイルドサイドとか荒野っていう言葉にはパブロフ的に反応してしまう自分にも相当自己嫌悪なんですけど、トラウマだからしょうがない。
私にとって青春とか若者って言うのはワイルドサイドを歩くものっていう定義がこれまたトラウマとして刻み込まれているので、ぬくぬくロハスライフとかぬかしてるのを見かけると妙に機嫌が悪くなって煙草を投げ捨てたりしてみたくなるのです。

そういうことはロックの時代に始まったことではなく、それこそ江戸時代にも不良少年少女が浪花節聞いて社会の理不尽というか物理的な言葉で言う重力、もちょっとへらべったくいえば自分の現状に煩悶したんだろうなと想像したりするので、大雑把に括ると浪花節っていうジャンルについて新しく定義したいと思ったりするのですね。

46歳のおばちゃんがこういうことゆってることじたい相当アレなんですが、映画の感想としてはやっぱりぽかーんでした。