ようやく一息。

今週末は思っきりぐだぐだしてやると息巻いております。
俺は張り切って遊びましょう!というのはあんまり得意じゃなくて、だらしなくテレビ見て、美味しいものでもつまんで、一日に三回昼寝して、という生活が理想である。友達からお出かけのお誘いなんか頂戴しても有り難くない。来るのは基本的に歓迎するけど、出かけるのはどうも、ね。今夜は火星の王子様のステージが六本木であるので久しぶりに観に行こうかとも思ったけど、年寄り向きじゃないっすよと軽くいなされて、おうちで虎ノ門でも観る予定。スモークサーモンもこの前買った半身があるし、サンタンドレ(美味しいチーズ)もあるし、電気ポットも届いたからお茶は飲み放題だし、お肉もあるし、キムチとサニーレタスもあるし、ご飯も炊けてるし、甘い物もあるし。

もういいやとか思いつつ、森鴎外/青年と夏目漱石/夢十夜を購入。
30年ぶりに夏目漱石なんか読んじゃってるし。これがまた凄いし。すっげえサイケデリック超短編小説で、飛ばされまくり。もったいなくてなかなか読み進めることが出来ない。トイレに置いてうんこのたびに少しずつ読んでいこうか、ベッドで本といちゃいちゃするのもまた楽しいもんなので、しばし同衾の上、頬摺りしてからにしようかと。いずれもトイレに行くべき本である。悪いけど俺は夏目漱石見直したね。
我が家は割と来客もあるのだが、トイレ図書館はそこそこ評判がよいのだ。本棚に入ってる本をずけずけ取る人もないことはないが、トイレという密室では人は無意識に本を読むらしい。随分前にデデキントの「数について」を置いていたらうちの愛人が一年ほどかけてとりあえずは読了したと。えええ?デデキント読んだの?って激しく驚き、トイレ図書館の手入れをするようになったのだ。スペースの都合で2.30冊しか置けないのだが、来客用にセレクトするのもまた愉しいものである。