女友達に貸した雁(森鴎外)が返ってきた。彼女はベルリンでそれを読んだという。うひゃー。ベルリンで鴎外!かっちょいいなー。
森鴎外は雁から始めると敷居が低くていいのではないかとはおいらの経験則だから、次は山椒太夫読みなよなんて話していたら介護入門が芥川賞だそうで、高円寺と調布と福井はがっかりだよね。もうねー、主人公が大麻を吸って以下略なんて古いんだよなー。古過ぎる。今でこそ高校生が麻薬なんていうと、眉を顰めてみせる立派な大人になった私ですが、中学生の頃に村上龍限りなく透明に近いブルー芥川賞取った時はそれなりに学校でも盛り上がったりしたからなー。セックスとドラッグに一番興味のあるお年頃だったし。

みんなちゃんと大人になろうよー。いつまでも子供でいるのは違うような気がする。成長しようよー。おいらが若娘の頃「いつまでも少年の心を持ってる」てゆうのは殿方に対するほめ言葉だったけど、結果それが食玩の箱買いだったりするんじゃちっとも素敵じゃないじゃん。少年の頃に抱いた大志に対して精進を忘れない、的な殿方はどっかにおらんのか。こういうことを言い出したらほんとにおばちゃんなんだけど、今やそういうおばちゃんも少ないような気がするのだ。多数派には行けないのがおいらの駄目なところだ。